離乳食の記録ブログ

2014年9月生まれと2016年9月生まれの娘のために作った離乳食の記録。離乳食や幼児食のこと、子連れで外食レポなど。

次女の大豆アレルギーその後 アレルギーでも調味料は食べられる!?

 次女が6ヶ月で豆腐を食べてアレルギーが出ました。そのときの記事がこちらです。

rinyushoku.hatenablog.com

 

その後のことを書きます。

やっぱり大豆アレルギーだった

8ヶ月になったので再び豆腐を食べさる

初めて豆腐を食べてアレルギーが出たとき、小児科を受診して「8ヶ月になったら食べさせてみて」という指示を受けていたので、8ヶ月になってから豆腐を5g食べさせてみました。

その後、発疹が出る様子がなかったので、「よしよし、アレルギー出なくなったかも。」とウキウキしながら次の日の朝食に10gに増やして食べさせてみました。

食べてから10時間後・・・。

大豆アレルギーの写真

またアレルギーが出てしまいました(涙)
顎に赤い発疹がでました。でも症状はこれだけで前回のように全身には出ませんでした。成長するにつれ、出にくくなってはいるみたいです。でもアレルギーはなくなってはいませんでした。残念。

この写真を持ってかかりつけの小児科に行きました。
小児科では今後どう対応していくか相談するために専門の病院にいくようにと言われ、紹介状をもらってアレルギー科のある少し大きい病院に行くことになりました。

保育園では大豆アレルギーがひどい場合、転園してもらうかもと言われた

次女は保育園では初期の離乳食を食べさせてもらっていましたが、そのときに使っている食材で食べられないのは豆腐のみだったので、豆腐を除いた「除去食」で対応してもらっていました。でも今後、大豆アレルギーが治らず離乳食が後期、完了食と進む上でしょうゆや味噌といった調味料も使えないとなると、小規模保育の園では対応できないので転園してもらうわなければならないかもと言われたのです。やっと保育園生活にも慣れてきたのに、転園となるとかなりショックです。保活も大変です。
今後の対応をどうするか、アレルギー科の検査結果を待ってから話し合うことになりました。

アレルギー科のある小児科へ

紹介状を持って、アレルギー科のある小児科へ行きました。
初診では先生の問診とどのくらいのアレルギー体質なのかを調べるため血液検査をしました。

血液を摂る際、私も立ち会うのかと思ったら「お母さんは外で待ってください」とのこと。

連れて行かれた先で次女の泣き叫ぶ声。
採血の部屋から出てきた次女は汗だくで涙で顔はぐじゃぐじゃ、暴れたのか腕は抑えられたような後のアザがたくさん出来ていました。ごめんね、、、頑張ったね。。。と次女を抱きしめました。こんな小さい体の細い血管から血液を摂るのは看護師さんも大変だろうな、、、とも思いました。

翌週、結果を聞くために再びアレルギー科へ

血液検査の結果はなんとアレルギー体質ではないというものでした。

え??なんで?どういうこと??とわけがわからなかったのですが、どうやら血液検査では即時型の検査しかできないので、即時型のアレルギーではないという結果のみわかったということです。

アレルギーには食べてから1時間〜4時間で症状がでる即時型と食べてから半日〜数日で症状がでる遅延型あるそうで、即時型だと一番重篤な症状がアナフィラキシーショックといって血圧が下がって意識が遠のいてしまう怖い症状を起こします。遅延型だと、娘のような発疹もありますが、下痢や嘔吐といった症状のほうが多いということでした。

詳しくはこちらのサイトに載っているのがわかりやすいのでリンクさせてもらいます。

食物アレルギーって何? | 食物アレルギー対策 | 認定NPO法人 アレルギー支援ネットワーク

 

次女は食べてから10時間ほどしてから症状がでるので遅延型アレルギーです。
遅延型アレルギーについては血液検査ではわからず、判断するには食物負荷試験を行うしかないということを教えてもらいました。食物負荷試験とは、少しずつ食べさせて様子をみる方法です。私が初めに5g食べさせ、その後10g食べさせたことが食物負荷試験のようなもので、現時点では次女は5gまでは食べられる、かつ即時型アレルギー体質ではないということがわかりました。

今後の対応は・・・

  • 大豆製品については1歳までは新たに与えるのはやめておくこと。
    →腸管の完成は5歳頃だけど、1歳頃でも腸管が成長しているのでアレルギーが起きにくくなる。
  • 豆腐は5gまでは食べられることがわかっているので、たまに食べさせること。
    →少しずつ食べさせていると腸がなれてアレルギーがでなくなることがある。
  • 1歳になったら自宅で負荷試験を行い、アレルギーが出たら再診すること。

ということでした。

大豆アレルギーでもしょうゆや味噌といった調味料は食べてOK

なんと、大豆アレルギーでも調味料は大丈夫と先生に教えてもらいました。

調味料を作る過程で発酵をするわけですが、そのときにアレルギーを起こすたんぱく質がなくなるのが理由で、ひどい大豆アレルギーの子でも調味料は食べられるそうです。それに、離乳食につかう量は少量のため、ほとんど問題ないということでした。といっても、最初は少しずつ食べさせ様子を見るのはお約束です。

発酵しているなら納豆は食べられるのでは?

納豆も発酵しているから食べられるんじゃない?と思ったのですがそれは違うそうです。納豆のネバネバの成分でアレルギーを起こすことがあるそうです。なので、納豆は1歳になってからということでした。

保育園と話し合った結果

調味料が食べられるなら、引き続き大豆製品をのぞいた除去食で食事の対応はしてもらえ、今後も預けられるということで安心しました。 

まとめ

今回、専門の小児科を受診したことでいろいろ勉強になりました。とくにアレルギーの原因になるものをまったく除去するのはよくないということを知れたのはよかったです。でも、それをどのくらい食べさせていいのかどうかの判断を自分でするのは危険なので必ず専門家の指導を受ける必要があると思いました。

また親がアレルギーだから心配なので子供に食べさせるのを遅らせるという話を聞きますが、自己判断でそれを行うのは間違いです。親がひどいアレルギーで心配な場合、離乳食を始める前から専門家に介入してもらうこともあるようなので、まずはかかりつけ医に相談してみるのがいいと思います。

小児科医の森戸やすみ先生が朝日新聞に掲載したコラムがなるほどと思う内容なのでおすすめです。

離乳食 遅らせるとアレルギーにならない?:朝日新聞デジタル

大豆製品が食べられないとなると、離乳食のレパートリーが少し少なくなりますが、次女はそうひどいアレルギーではなかったようで、1歳すぎたら食べられるはず!と希望を持って離乳食を進めたいと思います。