離乳食の記録ブログ

2014年9月生まれと2016年9月生まれの娘のために作った離乳食の記録。離乳食や幼児食のこと、子連れで外食レポなど。

赤ちゃんの便秘対策。おすすめの食べ物、小児科にはいつ行く?

離乳食がはじまると今まで軟らかかったウンチが少し硬くなったり、匂いもかわったり、いよいよ人間っぽいウンチになってきたな・・・と感じますね(笑)そのころから便秘になる赤ちゃんもいるとおもいます。今まではミルクとおっぱいのみしか口にできなかったあかちゃんも離乳食が始まれば、便秘によい食材をあげることで改善する場合があります。赤ちゃんの便秘のタイプや便秘に効果的な食材、また小児科にはいついけばいいのかなど便秘に役立つ情報をまとめました。

 

赤ちゃんの便秘のタイプは主に4つあります。

便秘には大きく分けて4つのタイプがあります。赤ちゃんの様子や毎日の生活を参考にしながら、赤ちゃんがどうゆうタイプなのか考え、対処してください。

1.食事性便秘

ミルクや離乳食の食物繊維不足などから起こる。

■原因

  • 食事の脂肪分やたんぱく質が多すぎる
  • 食物繊維が不足している
  • 食べる量そのものが少ない
  • ミルクアレルギーがある

■対処法

  • ウンチをやわらかくする食材をつかう
  • 腸を元気にする食材を使う
  • うんちのかさを増やす食材を使う
  • アレルギーの場合は医師と相談し治療用ミルクに

■予防法

  • 食事の量を増やし、便秘に効果的な食材を使う

2.水分不足性便秘

おっぱいやミルクが十分に飲めていないことから起こる。

■原因

  • おっぱいやミルクが十分に飲めていない。(ママが母乳不足に気づかない、暑い季節に水分補給を忘れたなど)

■対処法

  • ミルクやおっぱいの量や回数を増やす
  • ウンチを出しやすくするため、砂糖水やかんきつ系の果汁をのませる。

■予防法

  • うんちのかたさを毎日チェックして、かたかったら授乳回数や量を増やす
  • うんちがいつもかためなら、マルツエキスや砂糖水、果汁などを飲ませる

3.習慣性便秘

便秘が続いていつの間にか習慣に。

■原因

  • 水分不足や食事の量不足で起こった便秘が長引いて習慣化
  • 排便のときの苦しさからうんちを我慢して便秘になり習慣化

■対処法

  • 食事性便秘や水分不足性便秘同様、水分補給や食事内容、量を改善
  • 浣腸や薬などを使ってたまったうんちをやわらかくして出す

■予防法

  • 便秘を長引かせないこと
  • 規則正しい生活を送り、排便リズムをととのえる
  • 肛門にワセリンを塗るなど、排便をスムーズにする工夫をする

4.腸性便秘

もともと腸が長かったり、働きがあまり活発でないなど、生まれつきの体質や病気などが原因で便秘が起こることがあります。ふだんから規則正しい生活を心がけ、水分や食事に気をつけるとともに、マッサージなどをしてあげましょう。ケアしても解消されない場合は、病気の可能性もあるので小児科を受診して相談を。

便秘のときにおすすめの食材

うんちをやわらかくする食材

  • さつまいも
  • ばなな
  • りんご
  • いちご
  • みかんなど柑橘類
  • トマト
  • にんじん

腸の動きをよくしてうんちを出しやすくする食材

  • ヨーグルト※
  • 玉ねぎ
  • 納豆※
  • マルツエキス
  • 油脂
  • オリゴ糖
  • 乳酸菌飲料

 うんちのかさを増して腸を刺激する食材

  • 胚芽入りパン※
  • オートミール※
  • 玄米フレーク※
  • きのこ類
  • ごぼう※
  • 青菜類
  • ブロッコリー
  • プルーン
  • じゃがいも
  • キャベツ
  • かぼちゃ
  • 里芋
  • 大根
  • 海藻※
  • 寒天※
  • あずき※
  • 納豆※
  • きな粉

 月齢に合わせてそのとき食べられる食材を選びます。
便秘のときは、ふだんは控えたい糖分や油脂、食物繊維も少し多めに与えます。(※印の食材)

白湯や糖水はのませたほうがいいのか?

便秘に糖水がいいとお医者さんに言われることがあります。離乳食開始以降はいいそうですが、それまでは母乳やミルク以外与える必要はないようです。厚生労働省の授乳・離乳食の支援ガイドにも離乳食開始時期以前に母乳やミルク以外与えないほうがいい書かれています。よって白湯、糖水、果汁などはあげないほうがベターです。

私は大人でも砂糖水なんて飲みたくないなぁ。という個人的な感情があって離乳食開始以降もあげたことはありません。

 食べ物に気をつけても出ない!小児科にいついく?

うちの娘もすごく便秘に悩まされています。いくら食事にきをつけても出ないときがありました。でも便秘ってどのくらいで小児科にいっていいのか迷いますね。

私が小児科の先生に教えてもらったのは、あかちゃんのときは苦しそうにしてなければ5日ぐらい大丈夫とのことでした。でも食欲が落ちたり、出したいのに出なくて苦しそうにしているときは診せに来てねということです。

現在、娘は1歳10ヶ月ですが、最近小児科に見てもらったときは、「赤ちゃんのときは5日くらい大丈夫だけど、このくらいの年齢になると毎日でてほしい」ということでうんちを軟らかくするお薬をもらいました。

とくに何日で・・・とう決まりはないようですが、3人の小児科の先生にアドバイスもらった結果、どの先生も苦しくしてなければ5日くらいといっていたので、赤ちゃんの場合はそのくらいが受診目安だと考えています。

娘の場合・・・

娘が赤ちゃんのときに対処していた方法は、まだ離乳食が始まっていない月齢の小さいときは2日でないと綿棒浣腸をしていました。

これでほぼ出ていました。離乳食が始まってウンチが少し硬くなってくると綿棒浣腸が効かないことがあり、小児科を受診してマルツエキスを処方してもらって飲ませていました。(マルツエキスはドラッグストアでも買えます)

1歳近くなると浣腸デビューもしました。綿棒浣腸もきかない、食べ物に気をつけてもダメ、マッサージも効果なしというときです。いちじく浣腸は0歳から使えるものが販売されています。(成分をみていたら、大人用も同じなので容量が違うだけだと思いますが。)

赤ちゃんは、まだ、臓器が未熟なうえ、便秘以外の病気が原因で便がでない場合があります。浣腸をしたことにより、その病気を悪化させるおそれがあるので、注意が必要です。
イチジク製薬では、赤ちゃんの安全を考え、3ヶ月未満の赤ちゃんの場合は、必ずお医者さんの診断後、また、3ヶ月以上1歳未満の赤ちゃんの場合は、お医者さん、薬剤師さん、または、登録販売者さんにご相談後、ご使用していただくようにお願いしています。

いちじく浣腸のHPにはこのように書かれています。月齢が小さいうちはまずは小児科が安心ですね。

浣腸を初めてするときはドキドキします!でも即効性があるので助かります。娘には今まで4回ほど使っています。

それでもダメならやっぱり小児科。自宅での浣腸が効かず本人もすごい苦しそうにしているときは小児科の先生に浣腸をしてもらったことがあります。でも最近はそんなに苦しくなるまえにお薬をもらいに小児科にいくことにしました。

便秘薬や浣腸はくせになるの?使わないほうがいいの?

浣腸はくせになる・・・と昔からよく聞くのであまり使わないほうがいいのかな〜と思っていました。

最近発売されたこちらの本にお薬と浣腸について少し書かれていました。

便秘のときは薬を使ったほうがよいと書かれています。そのままにすると不快なだけでなく、便秘が癖になったりしてよくないそうです。浣腸や便秘薬の副作用は心配なく、癖にならないことがわかっているということです。

できるだけ自然なお通じで出してあげるのがいいとは思いますが、困ったときは浣腸や薬に頼ることは悪くないと考えられますね。私も小児科の先生にもらった薬は安心して使うことにします。

ちなみにこの本、子供に関する各分野の専門家が執筆されていて、私もまだ半分くらいしか読めていないのですが、なかなか面白いです。世の中にあふれている子育てに関する情報はでたらめも多く、それらを間違っているかどうなのか、解説されています。興味のある方は読んでみてくださいね。